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第一面 i n d e x >
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●『天使屋』
与謝野ルネ(よさのるね)/著
哲学、宗教、東洋思想、倫理、人間を過剰な意識でみつめ、度を越したエロティシズムとフェティシズム、ユーモアとアフォリズム/現代日本神秘主義文学、幻想文学/伝説のヒーリング小説の文庫化!
Kindle版:327円
●『カタマラン』
君近桃華(きみちかももか)/著
神々の棲むバリ島と、東京湾ヨットハーバーでの事件後の生活をつなぐ三角関係。法医学教室を舞台に繰り広げられる、愛と性の饗宴!洋上での愛の極点としてのカニバリズム!待望の文庫化。
Kindle版:327円

●精神しょうがい者の抱える孤独

精神しょうがい者が直面している重要な要素の一つに、「孤立」や「孤独」という問題がある。精神しょうがい者に限らず、他のしょうがい者や社会的弱者やマイノリティといわれる人々、さらには現代社会に生きる人々全般に「孤立」や「孤独」といった問題は、広く関わっているとも言えるが、その中にあっても、こと精神しょうがい者の抱える「孤独」は、特殊でさらに深いと言える。 たとえば、「支えあい、分かち合うもの」としての家族との関係においても、彼/彼女を真に理解し、サポートしていると言えるかといえばつづき
●パラリンピック開催

パラリンピックは、現在では4年に1度、オリンピック終了後に同開催都市で行われる。
1960年の1回大会のローマに始まった。
前身は、イギリスのストーク・マンデビル病院。ひとりのユダヤ人医師によって、戦争によって負傷した兵士や脊髄損傷などの患者のため治療に、スポーツが有効であるということが着目され、車いすによるスポーツ競技を治療に取り入れたことを契機としてスタートした。
1948年、ロンドン・オリンピックの開会式の日に、病院内でスポーツ大会を開催。
後に、国際ストーク・マンデビル大会へとつながっていく。
徐々に他の身体しょうがい者も加わるようになり、1988年のソウル大会からは「パラリンピックス」として公式な名称が使用され、翌年の1989年に国際パラリンピック委員会(IPC)が設立された。
しょうがいのある選手による、今日の世界最高峰の競技大会へと発展していった。1976年には、スウェーデンで第1回冬季大会が開催された。パラリンピックスに出場するためには、大会で定められた標準記録を突破し、世界ランキングの上位に入り、世界選手権大会、地域選手権大会、などで入賞するなどして出場権を獲得する、厳しい条件のクリアが要求されている。
国内の競技団体にも選考されなければならない。世界のトップアスリートだけが出場できる国際競技大会。 つづき

アテネパラリンピック_Photos by TheJapanWelfareTimes
●尊厳死

尊厳死がクローズアップされる背景には、現代医療の前提とされる「病気=悪」ゆえに「延命=善」という医療思想がある。人は誰でも必ずいつかは死を迎えるものであるのだが、それを無視するかのようにイタズラに延命技術により死を先送りする。そうした行為が患者本人のためになっているのか、それとも つづき
●ホームヘルパー

ホームヘルパーの社会的重要度に比べ、報酬も、社会的地位も、まだまだ低いといわざるをえない。介護保険のスタート以来、国は何度も増員を目指したが、ホームヘルパーの資格取得のためのセミナー受講者数や修了者数は多くなったが、実際に職に就く者はいまだ少ない。あるいは一旦は就労するもののそうそうに離職してしまう人は多い。何故か。それはその仕事の内容が過酷であり、報酬が安く、就労環境もよくないと言う、いわゆる3Kや4Kといわれる状況だからだ。 つづき
●社会的弱者への犯罪

社会的弱者を標的とする犯罪は増えている。彼らは人種、宗教、国籍、能力などが社会の中で少数派で、社会的な制約もされているという一般的な「社会的少数者(マイノリティ)」に限らず、身体、健康、学歴、年齢など、生活の質において不利で傷つきやすい立場に置かれている人々でもある。高齢者を狙う「オレオレ/振りこめ詐欺」や不動産詐取、知的しょうがい者の障害者年金を狙う詐欺や劣悪な労働環境での搾取や性犯罪、ジェンダー(性差)による労働差別や つづき
●セクハラ

職場や学校、地域コミュニティ、組織や人間関係において、そこに性的な要素が介入することのない状況や環境であるにもかかわらず、相手の意志に反して不快や不安な状態に追いこむ性的な行為、いわゆる「性的ないやがらせ」などを指す言葉として流通している。セクハラは、1970年頃にフェミニストの側から提出され、広く一般化した言葉で、当初は、対象を女性としていたが、男性が女性からセクハラを受ける場合や、同性間によるセクハラも認知され、近年では つづき
●『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(しょうがい者差別防止法)』

《理由とする差別の解消の推進》
国連の「しょうがい者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、全ての国民が、しょうがいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、しょうがいを理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成二十五年六月『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(「しょうがい者差別解消法」)』が制定され、平成二十八年四月一日から施行された。 つづき
●ハンセン病

ノルウェーの医師ハンセン(G.H.A.Hansen)が発見した細菌「らい菌」によって起こる感染症で、1943年にアメリカで特効薬が開発されたが、日本国内では、1907年に制定された『癩予防ニ関スル件(法律)』によって、「患者撲滅政策」が取られ、優生手術(断種・人工妊娠中絶)など、ハンセン病患者の激しい差別や迫害など、人権が著しく侵害され、 つづき
●カルト宗教被害

宗教被害は深刻である。現代人はそもそも多かれ少なかれ「心の救済」を求めているので、だれもの前に「宗教」は直接その要求に合致されるものとしてあらわれる。当人の「心の救済」に対して、「家族」「資産」「社会的地位/役割」など、それまで大切に育んできたものが根こそぎ破壊される。「心の救済」はそうしたものを手放すことで得られる、と主張している。カルト宗教団体は、組織として、教理を完成させているので、個々人が抱えている心の問題、特に「家族関係に悩んでいる場合」「資産問題に悩んでいる場合」「社会的地位/役割に悩んでいる場合」「健康のことで悩んでいる場合」「恋愛に悩んでいる場合」「不幸」「救済」「安楽」など、「心」の問題に対しては、容赦なく標的とされる。 つづき
●アイヌ民族差別

「アイヌ」とはそもそも「人間」という意味で、人々はアイヌとは自称せず「ウタリ(仲間)」と呼ぶ。しかしこれも、自分と他者とを区別する排他的な意味でのそれではなく、民族独特の、動物や自然と一体となった大らかな位置付けでの「活かされたわれら」という意味合いが強い。北海道の先住民であったアイヌ民族は、樺太・千島列島もふくめ広域に居住し、鮭や鱒などの川漁や鹿などの狩猟、野生植物の採集などをして生活していた。表記文字はないが、有名な口承文学ユーカラがあり、 つづき
●「部落差別」とは何か

ここでいう部落とは、日本語で一般的に使われている集落という意味とは別に、社会的、歴史的な意味を持った言葉である。不思議なことに、この部落なる言葉は、同じ文字と同じ発音をもって使われていても、その言葉の使われる論理、文脈において、社会的、歴史的に差別されているものを指していることが相手に通ずるというものである。
 社会的にというのは、単なる赤色とか青色というような色わけ、区別などを意味するのではなく、出身地がどこか、どこの家に生まれたか、などによって、社会的な上下の評価を受けて、差別の処遇を受けるということである。
 この出身地がどこか、誰を父母として、どの家に生まれたかということで部落出身者だとの烙印を押され、生涯をあれこれ苦しまなければならないという社会的立場のことだと つづき
●報道被害

『第4の権力』とよばれる、テレビ、新聞、週刊誌など大手マスメディアが、犯罪事件や事故などの報道をする際に、意図的で有る無しに関わらず、また事件事故の被害者・加害者に関わらず、その報道により、名誉を毀損したり、生活や人間関係を破壊してしまうことをいう。その最たるものが『誤報』『行き過ぎの報道』といわれるもので、「社会正義」「報道の自由」「表現の自由」などの美名のもと つづき
●ミッシング・チルドレン

誘拐されたり、家出して行方不明になる子どもたち、いわゆる「ミッシング・チルドレン」が世界中で深刻な問題になっている。たとえば米国では、司法省の調査によると18歳未満の行方不明者総数は、およそ約131万人以上にも達するという。行方不明者の内訳は、家出が約63万人、誘拐が約3万3千人、離婚などで両親に連れ出され不明になったケースが約12万人。誘拐などにより つづき
●ドメスティック・バイオレンス(DV)

夫婦間などでの暴力行為を指す。2001年「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法)が施行された。裁判所は加害者に対して、接近禁止命令、退去命令を出せる。自治体もDV支援センターを設置。「相談及び相談機関の紹介」「医学的または心理的な指導」「被害者とその同伴家族の一時保護」「自立して生活するための情報提供と支援」「保護命令制度の情報提供と支援」などをおこなっている。 つづき
●ホームレス

「ホームレス」とは、都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所として日常生活を営んでいる人々のことだが、地域社会から排除され、過酷な生活を送っているということは想像はついても、では実際にどういった生活をよぎなくされているのかといった実情はなかなか把握されていない。そもそも多くの場合関心さえも示されないといったのが現実だ。全国に「寄せ場」とよばれる日雇い労働者の生活を中心とした地域に、支援団体や個人が活動を行なっているが、けっして安楽な活動状況にはない。社会への絶望、人間関係への絶望、家族への関係不全、精神的・肉体的疲労、困窮、劣悪な就寝・食事、医療・福祉からの切り捨て、差別など、ホームレスの直面する状況は、福祉国家ニホンのまさに諸矛盾の発現であるともいえる。 つづき

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