日本福祉新聞社 Amazon Kindle 刊行本
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●『カタマラン』
君近桃華

法医学教室に勤務する義足を履いた男と、妻で日韓ハーフの検視官「長い髪の女」そこへ、ウィグル自治区から亡命した新進気鋭の映画監督があらわれたことで始まる、三角関係。神々の棲むバリ島と、東京湾ヨットハーバーでの事件後の生活をつないで、法医学教室を舞台に繰り広げられる、愛と性の饗宴!死体を押しつぶしつつ撮影される性愛の記録映画。洋上での愛の極点としてのカニバリズム!なぞの啓示を与え続ける美容整形外科医と、妻を救おうとする沈没船サルベージに従事する少年も加わり、世界が動き出す。連載小説の待望の文庫化。
■kindle価格:527円

●『呪術師バオバブと泣き叫ぶオニヒトデ』
初見悦理

国際的ミュージシャンであり、医師であり、ブードゥー呪術師でもあるバオバブは、ある夜、壮絶な殺戮シーンの現実夢をみた。一通のメールを頼りに、犯罪をくいとめるべく、愛する娘を残して、ひとり大雨のふる真夜中の東京をクルマに乗って出発する。地上の迷路。現実夢の迷宮。現実の世界と、霊的な世界との複雑なつながり。想像をこえた奇妙なできごとの連続。過激さをます殺人。底知れぬ悲しみに霊がダイレクトでふれ、精神の崩壊の危機をむかえていく。地球の裏側ハイチから、救助の念を送りつづける霊の指導者マンボ。宗教学者で作詞家のレズビアンのパートナー麗子との愛の日々が試される。人間の霊の奥に潜む無尽のダークエネルギーが、かつてない壮大なカタストローフを生む。過剰にして壮絶な結末。「愛」「レズビアン」「おんな」スピリチュアル・フェミニズム文学の輝峰。現代日本マジックリアリズム文学!
■kindle価格:527円

●『天使屋』
与謝野ルネ

フライフィッシングに取り憑かれた男/女を愛し、世界の川を放浪し、幻の黄金のマスをもとめる/哲学、宗教、東洋思想、倫理、人間というテーマを過剰な意識でみつめ、度を越したエロティシズムとフェティシズム、あふれでるユーモアとアフォリズム、諧謔とからかいと軽口にみちた、聖なるものとグロテスクなるものの混在、独特の哀愁と切実さによる語り口の文体で筆致/魂の導きによる奇想天外なストーリー/霊の救済はあるのか?/なされるとすれば、どのようにか?/絶対なるものとはなにか?/現代日本神秘主義文学、幻想文学の極点/伝説のヒーリング小説の文庫化!
■kindle価格:527円

●『撞球(ビリヤード)』
与謝野ルネ(よさのるね)/著


かつて売娼窟でもあった元米軍施設のピンクの建物は、地下室がビリヤード場となり男たちが集っていた。店名は<メイトリクス>。ジュークボックスからはタンゴが流れていた。広々とした室内には撞球台が七台。周囲は博物館ように動物の骨格がところせましと並んでいた。眠り続ける女将。その日も、狂人とゼンマイと堕天使がしずかにプレーをしていた。そこへ突然、若者が駆け込んできた。みずからを<神>と称する擬似両性具有者の恋人舞踏家「ニセ物」の突然の死を告げたのだった。
■kindle価格:527円

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