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困難な再就職



●再雇用問題

労働者にとって解雇制限のメリットは言うまでもないが、一方では「解雇されにくいが、いざ解雇され失業したときには再び職につけない」という関係も含んでいる。
終身雇用制の強い企業は再雇用が難しく、逆に再雇用されやすい業態は解雇されやすい環境でもあるといえる。再チャレンジのハードルは高く、非常勤やアルバイト員が正社員になることは容易ではない。
出産や育児のために退職した女性の再就職も一般的に困難である。再雇用問題の根本の一つにはこうした解雇制限にあるとも指摘されている。
さらに労使双方のパワーバランスが大きく歪んでいる事も指摘されている。
企業本位とも言える派遣社員制度が定着し、再雇用されても解雇されやすい労働環境により、恒常的残業や劣悪な就労条件、組合活動の不成立など、労働者は一層就労に対して弱い立場に置かれている。

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