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第一面 i n d e x > 死生・倫理・哲学 > 尊厳死
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尊厳死



尊厳死がクローズアップされる背景には、現代医療の前提とされる「病気=悪」ゆえに「延命=善」という医療思想がある。
人は誰でも必ずいつかは死を迎えるものであるのだが、それを無視するかのようにイタズラに延命技術により死を先送りする。
そうした行為が患者本人のためになっているのか、それとも隠された医療の側のご都合主義ではないのか、といった問い直しがある。
医療への貢献とは名ばかりの「ただ生かされているだけの状態」を望まない、より人間らしい「尊厳を保った死」に臨みたいという考えから広まっていった。
具体的には、意識のある段階での尊厳死をのぞむという自己決定や病気のコントロールなども含めた終末期医療の選択、家族や周囲の人々との濃密な交流などがあげられる。

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