日本福祉新聞社
The Japan Welfare Times

The Holy Mother And A Child On The Wheelchair



家庭・暮らし・教育
生活をともにする場は、いろいろな問題をかかえています。

災害・犯罪被害
災禍はだれも予想できません。悲しいことに現実におこっています。

高齢者・介護
高齢者や家族、就労者にとっての「介護」とはなんなのでしょうか。

医療・健康・難病
生命、人の死に直結した現場は、利害、善悪のぶつかりあう場でもあります
医療・健康・難病
 医療・看護
 ドナー登録
 難病
 エイズ
 薬害・医療ミス
  薬害・医療ミス-1
  薬害・医療ミス-2
  薬害・医療ミス-3
 アレルギー・アトピー
 麻薬・アルコール中毒
 禁煙
 低所得者・外国人への医療
 そのほかの医療・健康・難病
人権・人種・性の権利・差別
あらゆる差別を廃絶し、人権を守ろうとするひとびと。活動は続きます。

しょうがい者支援
社会参加や自立に向け、残存機能や社会資源を利用して活動しています。

社会復帰支援・慈善活動
社会復帰には支援が必要です。相互扶助や慈善活動が機能しています。

国際・平和・紛争・飢餓
想像を絶する過酷な状況で生きるひとびと。深刻な問題が山積しています。

環境・自然保護
地球環境を守ることは「いま・ここ」からはじめるべき人類全体の課題です。

死生・倫理・哲学
福祉の根幹。感じ、考える。すべてのひとにとって重要な共通のテーマ。

全項目一覧
日福WEB版に掲載されている、すべての項目をみることができます。

日本福祉新聞アーカイブズ
過去に掲載された記事や資料などの情報を編集、公開しています。

日福フォトライブラリー
日本福祉新聞社では、福祉に関連した写真を編集、公開しています。

日福電子Books
福祉に関連した情報を、pdfの電子出版で提供しています。

日本福祉新聞連載小説
さまざまな福祉の側面をあつかった小説を連載しています。

UR VOICES 読者の皆さまからのお声
皆さまからよせられた、さまざまなお声をご紹介しています。

MY VOICE 読者のあなたさまのお声
あなたさまの声を募集しています。ご意見、ご感想など、お寄せください。

編集部へのメール
nippuku@outlook.jp
オフィシャルなメール専用です。

日本福祉新聞のポリシーと
ご寄付への呼びかけ

ご理解とサポートをお願いします。

日  本  福  祉  新  聞

第一面 i n d e x > 医療・健康・難病 > 薬害・医療ミス
日本福祉新聞の運営は、皆様からのご寄付によって成り立っています。ご理解・ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

『薬害・医療ミス』




●薬害

<クスリ大国>といわれるほどニホンでは多くのクスリが生産販売され、国民は無防備といえるほどに依存し、またそれを使用している。利益率が高く、開発や生産における高度な技術と特許による他企業への防衛排除ができ、そもそも疾病に対して「治したい」というニーズが強い市場であるため、巨大資本が投入され、また利用者が患者と言う個人であるため、その構図からも極限まで<薬害>の起きる温床はできあがっている。昨今の「健康ブーム」や衛生への強迫観念ともとれる「除菌ブーム」なども、幻想としての「健康=クスリ」といったイメージを固定してしまった感がある。そうした中で起こる<薬害>とは、知らされていなかった副作用やウイルスなど感染源の混入なども含め、服薬投与などで起きた死傷者の多発という事例はもちろんであるが、それよりも、その背後でうごめく暗黒な企業倫理と不適切な医療行政の関与が疑われるものを指し、社会問題となるまでに規模が拡大したケースが多い。また発売時点では未知の病原体感染や副作用が後に見つかることもあ り、クスリに関連し有害事象が生じた場合に、即座に警告する体制の構築が必要である、と言われて久しいがいまだ不十分である。回収措置が早ければ被害を受けなかった。あるいは、回収の遅れが被害の拡大を招いたわけだが、なかなか製薬企業は製品の回収に至らない。
またニホンは、<被害者救済>という視点が欠け、対応が遅れ、被害が拡大し、また被害者が孤立、最悪の場合薬害や高齢化から死亡すると言った形で問題が終焉することも多く、生き延びた自身や周囲の者らが立ち上がり裁判闘争でしか救済の道が開けず、またその多くの場合、争議が長期化し、そのうえ最終的に国や製薬会社に有利な判決が出されるといった現実の前で、薬害被害者は、何重にも苦しめられ続けるという過酷さにむきあっている。
そうした社会的構造ゆえに、ニホンでは<薬害>が諸外国と比べて大きな被害をもたらす傾向があると指摘され、また、何度も繰り返されるといわれている。被害者の団体が指摘するように、教科書には初中等教育を通して薬害に関する記載がほとんどなく、子どもたちに薬害被害とその原因などの情報がしっかりと伝達される状況にない。
また、薬事法外のいわゆるサプリメントなど<健康食品>の一部も薬害に相当する現象を引き起こしている。

T h e J a p a n W e l f a r e T i m e s


日本福祉新聞社/TheJapanWelfareTimes All rights Reserved.