年 | 深夜までの時間 | 時間 | 変化 | 理由 |
1947 | 7 | 23:53 | - | 危機時計の初期設定。 |
1949 | 3 | 23:57 | -4 | ソ連が、最初の原子爆弾実験を正式に開始。核軍拡競争を開始。 |
1953 | 2 | 23:58 | -1 | 米ソ、水爆実験に成功 |
1960 | 7 | 23:53 | 5 | スエズ危機。アメリカとソ連の国交回復。パグウォッシュ会議の開催。 |
1963 | 12 | 23:48 | 5 | 米ソが部分的核実験禁止条約を締結。 |
1968 | 7 | 23:53 | -5 | フランスと中華人民共和国が核実験に成功。
第三次中東戦争、ベトナム戦争の激化。インド・パキスタン戦争の発生 |
1969 | 10 | 23:50 | 3 | インド、パキスタン、イスラエルを除き、世界のすべての国が、核不拡散条約に署名。 |
1972 | 12 | 23:48 | 2 | 米国とソ連が、SALT I(戦略兵器制限条約)と弾道弾迎撃ミサイル制限条約に署名。 |
1974 | 9 | 23:51 | -3 | インドが最初の「平和的核爆発」に成功。SALT IIの交渉が失速。に続く米ソの軍縮交渉は難航。両国によるMIRVの近代化配備 |
1980 | 7 | 23:53 | -2 | ソ連のアフガニスタン進行。イラン・イラク戦争。南北問題。テロリストの脅威が増大。国家主義的な地域紛争。米ソ間の交渉が停滞。カーター大統領は、モスクワ夏季オリンピックへの米国不参加決定。 |
1981 | 4 | 23:56 | -3 | アフガニスタン、ポーランド、南アフリカにおける人権抑圧が問題に。 |
1984 | 3 | 23:57 | -1 | レーガン政権下での軍拡競争の激化。米国、中距離弾道ミサイルと巡航ミサイルを配備。 米ソ間の軍拡競争が激化。 |
1988 | 6 | 23:54 | 3 | 米ソが中距離核戦力全廃条約を締結。 |
1990 | 10 | 23:50 | 4 | ベルリンの壁崩壊。ドイツの統一。湾岸戦争。冷戦の終結。東欧の民主化。 |
1991 | 17 | 23:43 | 7 | 米国とソ連戦略兵器削減条約に署名。ユーゴスラビア社会主義連邦共和国解体。ソビエト連邦崩壊。この年が『世界終末時計』がもっとも深夜から遠のいた。 |
1995 | 14 | 23:46 | -3 | ソ連崩壊後もロシアに残る核兵器の不安。 |
1998 | 9 | 23:51 | -5 | インドとパキスタンが相次いで核実験、対立が加熱。米ロ、核兵器の数をなかなか減らせず。 |
2002 | 7 | 23:53 | -2 | 行方の分からなくなったソ連時代の核兵器問題。テロリストによる大量破壊兵器使用の懸念が高まる。米国がABM条約からの脱退を宣言 |
2007 | 5 | 23:55 | -2 | 核とあわせ気候変動は人類に対する最大の脅威、と規定。地球温暖化の更なる進行。イランの核開発問題。北朝鮮の核実験強行。米ロあわせて26,000発の核兵器の継続的な存在。 |
2010 | 6 | 23:54 | 1 | 核兵器を削減し、気候変動の影響を制限するための世界的な協力、新STARTの、米国とロシアの両方が批准。オバマ大統領による核廃絶運動。国連気候変動会議をうけ、地球の気温上昇を制限。 |
2012 | 5 | 23:55 | -1 | 福島第一原子力発電所事故。地球規模の気候変動に対処するための政治活動、核兵器の備蓄、地域の核戦争のための潜在的な危機、原子力発電の安全性などへの世界規模での連動の欠如。 |
2015 | 3 | 23:57 | -2 | 継続的な地球規模の気候変動に対処するための世界的な政治行動の欠如。米国とロシアの核兵器の近代化、および核廃棄物の問題の懸念。 |