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第一面 i n d e x > 環境・自然保護 > 地球の温暖化
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地球の温暖化



人類の営為によって地球が温暖化の状態にあり、そのことによって様々な異常気象を巻き起こし、自然破壊や農作物などへ被害を与えているということは、各方面の科学者らによって指摘され、またその事を踏まえた国際的な温暖化防止の為の動きが起きている。

●地球は年々暖かくなっている
地球の長い歴史に対し、短い人間の歴史と文化によって、短期間に驚異的変化をもたらした。
活発な産業活動にともない、自然界では生み出されることのない大量の「温室効果ガス」が排出され、よって、気温が急激に上昇している。

温かくなる原因として
温室効果ガスの濃度が急激に高まっていることがあげられる。
地球の持つ温度調節機能が弱まっている。
二酸化炭素など、温室効果ガスは、自然界のサイクルによってある程度の期間で酸素や水素に分解されてきた。
サイクルに欠かせない森林や珊瑚が、農地の開拓や環境破壊によって減少した。
産業の発展により、クルマの排気ガスや工場の排出ガスにより、大量ゆえに、自然界のサイクルでは処理しきれなくなってきたことが、気温の上昇の理由と考えられている。

地球を覆う海も、温かくなった空気を冷やすための温度調節機能がある。
海水は地球上のあらゆるところを海流によって回っている。
温かい海流は高緯度の地点まで運ばれ、熱を放射して、深い深層までもぐりこんで冷やされる。
冷やされた深層水は、海流に乗り、表流層で大気の熱を取り込む。
天然の温度調節機能があった。
だが、数十年前から海水が深層にもぐりこむことが出来なくなった。
冷やされていないまま循環していることがわかってきた。
海水が熱を取り込まず、地球全体の気候が乱れてきているのも温暖化現象の一因といわれている。

●気象の変化
近年、地球温暖化による異常気象の発生率が増えている。
大型台風の発生、集中豪雨、長期間の干ばつ、などが世界各国で起こっている。
地球全体の平均気温が高くなっているために、気候が安定しなくなっていることが原因だとしてきされている。
「エルニーニョ現象」「ラニーニャ現象」といった海面温度が関係する気象の異常の発生が、頻繁に起こっている。
海が果たしてきた温度調節機能が弱まっているということができる。
激しい気候の変化、異常気象、環境の激変によって、野生動物の生息域が変化し、減少や絶滅においやられるケースも増えている。
農業にも、多大な影響を与えている。
地球全体の気温が上がることによって、海面が上昇し、異常気象が起こるということがわかってきた。
海面水位が上昇すると、海抜の低い地域は水没し、国土が海に沈んでしまう。
被害の大きい国は多い。
北極の氷が大量に解けることによって、北極周辺に生息する生き物が食料や生活の場を失い、種の存続に大きな影響を与える。
氷のなかに眠っていた、人間にとって未知の細菌が活動し始める危険など、人間もふくめた地球規模の生態系に影響する。

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