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第一面 i n d e x > 環境・自然保護 > 地球温暖化 > エルニーニョ現象
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『エルニーニョ現象』



英語では、El Niño-Southern Oscillationとよばれ、ENSO、「エンソ」ともよばれる。
強い風によって太平洋海上でうみだされる海流と、海流に引き寄せられるように発生する巨大な雷雲は、地球規模の異常気象をひきおこす。
大気では インドネシア付近、南太平洋東部などで、海面の気圧がゆれるように連動することから「南方振動」と呼ばれる。
海洋の変化に着目したときに「エルニーニョ現象」とよばれる。
「大気」「海洋」がたがいに強く関係していることが明らかになった。
「エルニーニョ現象」とは、風と海流が作り出す地球全体の大きな空気流れの変化。
激しい空気の流れは、ペルー沖でクリスマス頃に発生することが多かったため、スペイン語で「神の子」「男の子」といった意味の名前で呼ばれていた。
温暖化の影響で、今までより勢力の強い雷雲や豪雨が長期間にもたらされる傾向がみられる。
太平洋で発生するこの現象は、「エルニーニョ」と「ラニーニャ」という正反対の気候変化をもたらす異常気象を繰り返すように起こるため、「エルニーニョ・南方振動(ENSO)」と呼ばれている。
この現象は 3~7年ごとに繰り返されることがわかっているが、温暖化によりこのサイクルにも変化が見られる。
●エルニーニョ現象の発生メカニズム

深海に沈み込んでいた冷たい海水には豊富な酸素と栄養分が含まれている。
酸素や栄養分も多く含んでいる。
栄養豊富な海水が、太平洋沖までいけば漁獲量が上がるが、太平洋沖まで引き寄せる前に、上昇気流が移動してしまうため、沿岸近くで停滞し、漁獲量は低くなる。
ハリケーンの発生の原因にもなっている。
エルニーニョが起きた年は、大西洋で巨大ハリケーンが発生する率が高くなる。

「エルニーニョ現象」は、ペルー沖の海面水温が、平年より5度C以上高い月が続くと、アメリカ沿岸から太平洋の中央へ、アジア沿岸からは太平洋の中央へ向かって、温かい水蒸気が集まり、上昇気流をもたらし、よって、雨を含んだ雷雲を発生させる。
太平洋の中央に、温かく湿った空気が集まる。
海水に引っ張られる形で、南半球の冷たい海水が引き上げられる。
その流れに乗って、太平洋の真ん中で大きくなった雷雲が、アメリカ沿岸に引き寄せられていく。
上昇気流が、アメリカ側に引き寄せられていくと、強さがおとろえ、太平洋で起こっていた冷たい海水を引き寄せる流れも弱まる。

貿易風の威力は弱まり、アジア周辺、北アメリカ北部の太平洋沿岸地域、ヨーロッパ、オーストラリア南部に暖かい空気が流れ込み、気候が著しく変化する。

「エルニーニョ現象」が派生するオーストラリアでは、激しい干ばつに見舞われる。
南アフリカ、インドネシア、などでも雨が降らず、乾燥した暑い日が続き、大規模な干ばつが発生する。
逆に、温かいしめった空気が停滞するヨーロッパ、カナダ、などでは「エルニーニョ現象」が起きている年は暖かい冬になる。
日本で「エルニーニョ現象」が発生すると、暖かく湿った空気につつみこまれる。
大雨が降りやすく、各地で降水量が増える。
各地で集中豪雨、土砂崩れなどが発生する。
森林伐採が進み、山や崖が崩れる災害も起きやすくなる。

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